チーズはどこに消えた?

スペンサー・ジョンソン 著 角田美鈴 訳 扶桑社 出版社
2000年11月30日 初版
ISBN4–594–03019–X

1998年にアメリカにて出版され全世界2400万部の大ベストセラーの本書。

日本でも出版され累計400万部のロングセラーになっているとのこと。

構成は最初に「チーズはどこに消えた?」という寓話を知って人生が変わり、窮地を脱したことを話し合っている人々の集まりが描かれる。

そして、本編の「チーズはどこに消えた?」という寓話語られ。

2匹のネズミと2人の小人の物語。
ネズミと小人はずっと長い間、迷路に入っては特別なチーズを探していた。
迷路は複雑だったが、特別なチーズを見つければ良い暮らしができるようになると信じて。

ネズミは非能率的で試行錯誤をしながら探していた。
小人は複雑な方法で今までの経験から分析をしながら探した。

それぞれが違う方法で探し続けていた。

そして、小人とネズミは迷路のあるエリアで探し求めていたチーズを見つけた。

2匹と2人はチーズ探しをやめて、毎日チーズにに舌鼓を打つ毎日になった。

皆はこれで永遠に幸せになれると信じた。

ところがある日チーズがなくなってしまった。

エリアをどう探しても見つからない。

皆は途方にくれた。

少し立つとネズミたちはすっかりチーズの事は忘れ、新しいチーズの探索に旅立っていった。
しかし、小人たちは単純な考え方ができない為、チーズがなくなってしまった事が受け入れられずエリア中を様々な方法や考え方で隈なく探し続けた。

そうしているうちに小人はだんだん弱っていった。

一方、ネズミたちはしばらく探索すると別なエリアに今までとは考えられないくらいのチーズの山を見つける。

ひとり小人はエリアの探索を諦め、新しいチーズを探しに行こうともうひとりの小人に提案するが、もうひとりの小人はどうしても諦めきれず、なぜチーズが消えたのかを究明できるまでここを動かないと言い提案を却下した。

提案した小人もまだこのエリアから別な場所を探索する事がどれほど大変か理解していたので、大変な事への恐怖から提案を引っ込めそのまま動かないことに賛成してしまった。

更に月日が経ち相変わらずエリア内を探索し続ける小人たちは危機に瀕していた。

やはり、ひとりの小人は新しいチーズの探索に行くしかないと思い立ち、もうひとりの小人を置いてチーズ探しの旅へ出ていった。

そして、辛い探索の旅をしてやっとネズミたちのたどり着いたチーズの山があるエリアにたどり着いた。

たどり着いた小人は思った。

もうひとりの小人は旅だったろうか、ここへたどり着けるだろうかと。

しかし、彼には彼の運命だからどう選択するかは彼次第だ、ここへの道しるべは残しながら来たから恐怖を払いのけ勇気を持って旅立てば必ずここへたどり着けるだろうと。

といった寓話が語られる。

この後、この物語についてはじまりの時に話し合っていたもの達がこの物語に出会った事について更なるディスカッションjを行う。
本書から教えられる事は、リスクを恐れずに新しいものに挑戦したものだけが幸せを手にする事ができ、リスクを恐れて留まり続けるものにはそこまでの運命となるだろうという事だろうか。

リスクをとって前進し続ける事は難しいがこのストーリーはそれではいけないと背中を押されるようだ。


スポンサードリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です