スタッフ
監督:大友啓史
原作:巴亮介
脚本:高橋泉、藤井清美、大友啓史
キャスト
小栗旬:沢村久志
尾野真千子:沢村遥
野村周平:西野純一
丸山智己:菅原剛
田畑智子:秋山佳代
製作年:2016年
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:132分
5.1chサラウンド
WOWOWで放送したものを録画して視聴しました。
自己評価:5/10
雨天にだけ発生する連続猟奇殺人事件。
死者をの死にざまを見せることにこだわる殺人鬼・カエル男は、アーティストを気取り、犯行現場には必ず謎のメモを残す。
捜査を進め連続する事件の関連性に気付いた刑事・沢村と部下の西野が次のターゲットに沢村の妻が浮かび上がる。
まんまとカエル男の策略により妻と息子を拉致された沢村は妻と息子を救出する為に事件から外されながらも組織に逆らいカエル男を独自の捜査で謎に迫っていくがカエル男の罠にはまり、逆に追い詰められていく。
良く出来ている映画だが非常に惜しいところがいくつもある、その部分がうまくできていれば最高の面白い映画になったところを残念出来の映画になってしまった。
物語の大枠は名作「セブン」で殺人をゲームのように行う部分をホラー映画の「ソウ」からパクった(オマージュ)という感じの内容。
だが面白ければパクったっていいんです。
ほとんどの映画はそれより前に作られた映画をパクッてるのだから本作でそれがいけないわけではないはずだ。
この映画は面白いので別にパクった部分ではない。
この映画の問題はパクった部分は良く出来ているのだが、邦画特有の邦画病のせいでつまらなくなっているの。
まず主人特権が強すぎては特別扱いされ過ぎているシナリオが残念。
主人公の過去や犯人の過去の部分が挿入されるのだが、もう少しスマートにその部分を挿入して欲しい。
しかも、回想シーンの尺が長すぎる。
いっそ回想シーンなんて要らないのではないだろうかそのせいで映画のクライマックスのテンポが悪くなってしまっている。
説明セリフが多すぎるので白ける。
演技と映像で説明できる部分をセリフで説明してしまう。
ストーリーをわかりやすくするのが目的だというのはわかるが、映画的にはダサくなってしまう。
それと役者が演技過剰で恥ずかしい、もう少し抑えた演技を学んでほしい。
これらは、本当にダサいので邦画もはやくこれらの病気を治してほしい。
これのせいで2時間ミステリドラマみたいになってしまって、せっかく良いところも沢山あるのに勿体無い。
全体的には見せ場が沢山あって、最後まで一気に観てしまうくらいの出来なので、十分に観る価値のある映画です。
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