日本中に拡散しよう!上念司著『日本を亡ぼす岩盤規制 既得権者の正体を暴く』

この本は様々な業界における既得権益 の実体について書かれたものです。

既得権益とは、ある社会的組織が以前からの経緯による権益を維持している事です。
その社会的組織が作られた時代は必要だった権益が、既に現在では必要のない権益となったが、その利権を手放したくない組織が不公平に権利を行使し続けていることが問題となります。

日本は戦後50年を経て、沢山の既得権益が生まれそのまま放置された状態にあります。
これによって格差は広がり、新しいビジネスのチャンスは奪われ、他の先進国よりも貧しい生活が余儀なくされています。

医療費、銀行、放送・通信、農業、国有地、NHK、保育所等の既得権益にしがみつき、真っ当な労働や経営などを行わず、責任は一切取らず、税金や国民の負担に胡座をかいている者達がいます。

この岩盤規制(既得権益)の行いは非効率であり一般の消費者に大きな損失を与えます。

財務省の消費税増税やNHKの受信料を取りすぎている問題。
民法の電波の使用料の他の先進国と比べての激安な事実。
文部省の獣医学部新設の規制の問題。

メディアと結託して事実を明かさないこれらの事をあからさまに語る。
メディアは嘘を垂れ流し続ける、『1000兆円の借金があり、1人800万円になる』とか、モリカケ問題、などフェイクニュースが次々と伝聞される。
もう、テレビと新聞では真実を知る事は出来ない。

これからは、テレビ、新聞以外の方法を視野に入れ、情報を得ていかなければ、我々の暮らしはどんどん貧しくなるだろう。

著者 上念司
経済評論家、スポーツジム経営者、放送法遵守を求める視聴者の会事務局長、朝日新聞縮小団団長。
主に経済に関する著書がある。
『日本は破産しない! ~騙されるな!「国債暴落で国家破産!」はトンデモ話だ!』
『「日本ダメ論」のウソ』
『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』


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映画『亜人』はアクション、アクション、ゴア。

WOWOW で放映したものを録画して鑑賞(画質1920×1080iFullHD 音声AACサラウンド)。
最近の映画なので画質は良く、音声もクリアでした。

主演、佐藤健

監督、本広克行

■ストーリー
人類にたまに生まれる者、亜人。
彼等は不死身の身体だった。
身体の一部が損壊しても、死によるリセットを行うと全て元どおりの身体が再生する。
主人公の永井は交通事故に合い、死んだと思ったとき、身体が再生し、亜人である事が分かる。
政府は彼を捕獲し日々、過酷な生体実験を受ける事になる。
しかし、佐藤、田中なる亜人の2人組の施設への破壊工作により自由の身となる。

■監督 本広克行
本広監督は自分の中で、踊る大捜査線と少林少女等ワーストに近い映画の監督をやってまして、で良いイメージがありませんでした。
しかし、今回の『亜人』は素晴らしいアクション映画でした。
私の監督への評価は大分かわりました。

■主演 佐藤健
仮面ライダー電王』で初主演。

悪役の佐藤が面白くてこのキャラクターが好きになりました。
『るろうに剣心』シリーズは全て鑑賞しました。好きです。
『バクマン。』も良かったです。

■レビュー
敵役の『佐藤』が何気に良かった。
かなり芝居がっかった演技だったがそれが味です。
主役の永井がかなり良い人ですこし個性がないのは良いのか、悪いのか。

不死身の身体を使った、ゴアアクションシーンが素晴らしい。
銃でどんどん、人を殺していきます。
ゴアなワープが何とも言えず趣味が悪いというか私は大好きです。

アクション映画好きで、多少のゴアに耐性がある人にはオススメ。


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羽生名人との壮絶な戦い「聖の青春」は儚くも熱い。

■スタッフ
監督:森 義隆
原作:大崎善生
脚本:向井康介
製作年:2016年
製作国:日本
出演:松山ケンイチ, 東出昌大, 染谷将太, 安田顕, リリー・フランキー

WOWOWで放送したものを録画して鑑賞しました。

 羽生善治を追い詰めた棋士・村山聖。病と闘いながら全力で駆け抜けた、わずか29年の生涯を描ノンフィクション。

■ストーリー
 天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されたが、29歳の若さで亡くなった伝説の棋士・村山聖。
 幼少期より腎臓の難病・ネフローゼ症候群を患い、入退院を繰り返しながらもたが名人位を獲る夢を抱き、命を削り将棋に全てを懸けた。
 1994年、将棋のプロ棋士・村山聖(さとし)七段は、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指し、15歳の頃から10年間弟子入りし同居していた森師匠の元を離れ、上京する。
 幼いころから将棋にかけてきた聖を見て理解している森師匠は、聖の上京を応援する。
 髪や爪は伸び放題、足の踏み場もなく散らかった部屋、酒を飲むと先輩連中にも食ってかかる聖に皆は呆れるが、彼の将棋にかける思いを理解して支えた。
 その頃、同世代の天才棋士・羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成。
 聖は強烈に羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。
 そして聖は、「名人」になるため、一層将棋に没頭し、先輩棋士たちを下して、快進撃を続けた。 しかしその時に、聖の身体から癌が発見される。
 医者の手術して療養しなければならないという忠告を聞く耳持たず、聖は将棋を指し続けると決意する。
 原作は生前の村山聖と交流のあった作家・大崎善生の渾身のデビュー作で各方面から絶賛され累計40万部のベストセラーとなっている傑作小説。
 師弟愛、家族愛、そして羽生ら今も将棋界で活躍する仲間たちとの友情を通して男の壮絶な一生を描く。

■レビュー
 感動映画によくある病気ものです。
 ただ恋愛はほとんどなく将棋の対局と闘病を描いた内容。
 松山ケンイチが20キロ太って役作りをしたのが良かったです。
 ライバル役の羽生を演じる東出は対局中の振る舞いがはまさに羽生、良かったです。
 主人公の趣味が読書だが主に少女漫画が好きなのが面白い。
 それと吉野家の牛丼をよく食べている描写がある。
 主人公の性格が聖人ではなく、他人から見ると嫌な奴と思えるような行動や言動もするので、そこがリアルな人間なのだなと思えるところが良かった。
 ストーリーも面白くできていて見ていて飽きないし最後までだれることなく観れた。
 脇役の方たちの演技も良かったので、物語に自然にのめり込めました。
 映像的な見どころは特になく基本人間ドラマが主軸の映画です。
 一度は観てもいいのではないでしょうか。
 松山ケンイチの熱演が凄い。
 オススメです。


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映画「サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース」を鑑賞しました。

吹替版
[R15+指定]
2017/10/25(水)
ツタヤのレンタルDVD
1時間35分
【仕様】
音声:1.オリジナル(英語)5.1ch 2.日本語吹替ステレオ
字幕:日本語字幕
画面サイズ:16:9スコープサイズ
分数:94分
特典映像:オリジナル予告編

B級ホラー監督スティーヴン・C・ミラー によるバイオレンス・スラッシャー映画(2012年製作)。
(「Silent Night – Leise rieselt das Blut」(きよしこの夜ー颯爽たる血)、アメリカ/カナダ)
「悪魔のサンタクロース 惨殺の斧」(84)のリメイク

2012年 ベルギー/アメリカ
原題:The Loft
監督:スティーヴン・C・ミラー
製作:ジョン・G・カルボーン、アイザック・クレメンツ、マイカ・ギャロ、他。
脚本:ジェイソン・ロスウェル
撮影:ジョセフ・ホワイト
音楽:ケビン・リープル
美術:キャシー・マッコイ。
編集:セス・フローム
セット制作:マリアム・デクター
特殊メイク:ヴィンセント・J・ガスティーニ、他。
特殊効果:イヴァン・キャンベル、ティム・フリーストーン、他
視覚効果:マイカ・ギャロ、他。
出演:マルコム・マクダウェル、ジェイミー・キング、ドナル・ローグ、リック・スキーン、エレン・ウォン、コートニー=ジェーン・ホワイト、エリック・J・バーグ、マイク・オブライアン、カーティス・ムーア、他。
自己評価:8/10

クリスマス・イブで賑わうウィスコンシン州の小さな田舎町に、サンタクロースの恰好をした殺人鬼による連続殺人事件が発生。平和な田舎町は途端に恐怖の町となる。

あらすじ
クリスマス・イブを迎えたウィスコンシン州の田舎町。休暇中の女性保安官オーブリーのもとに、所長から急な出勤要請。
当直のジョーダン保安官が行方不明で人手が足りないと。
 仕方なく出勤したオーブリーの元に「空き家から異臭がする」と通報、現場へ急行したが。そこには変わり果てた行方不明だったジョーダン保安官と不倫相手の遺体が血だらけになって、無造作に置いてあった。
 そしてモーテルの一室で、男女がポルノの撮影中に惨殺される事件が発生し偶然撮影された、残されたビデオカメラの映像には、サンタクロースの恰好の殺人鬼の姿があった。
 次々と殺人事件が相次ぎ、クリスマス・パレードが開催中の平和な田舎町に恐怖が襲いかかる。
懸命に犯人を探索するオーブリーは、捜査の末、被害者の元に届けられた共通する手がかりを知る。

 ストーリーが良くできている。
 面をしたサンタクロース衣装のサイコパスがジェイソンやレザーフェイスのイメージが思い浮かぶ顔のわからない残虐な殺人鬼が怖さを際立たせる。
 ホラー映画の普通のお手本的パターンなシナリオだが、だがそこがジャンル映画なのだから当たり前だ。
 役者の演技も良い。
 ゴアシーンも良くできている。
 ゴアシーンが苦手の人が鑑賞するのは辛いかもしれない。
 ホラー映画のお手本のような映画、すべて無難にできているし、ゴアシーンが良く出来ているので映像的な見どころも沢山ある。
 クリスマス・イブの夜に鑑賞してはどうだろうか?


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徹底抗戦

書籍イメージ
堀江貴文 著 集英社文庫 出版社
210年10月25日 初版
ISBN978–4–08–746619–5

著者は有名なホリエモンである。
あの堀江氏がフジテレビを買収し逮捕されるまでを書き綴ったのが本書だ。
本書では何故、どんな違反をして逮捕されたかが本人自身理解していない。
読後、筆者自身も逮捕される理由がわからない。
粉飾決算を行なった企業は最近の東芝の上層部で行われていた。
なのに東芝の幹部の者たちは逮捕された者はいない、この不公平な扱いが問題だと思う。

結局、既得権益を既に持っているものに軍配が上がり新しく参入してきたものを排除しようというのが我が国の、いや何年も体制が変わらずにきた国にはありがちの進歩を止める腐敗した役人や企業の上層部たち既得権益を持つものたちの搾取が横行してるからだろう。

利権を持つ者は利権にしがみつき新しい仕組みや、新参者を排除する。
確かに利権を手にした者はそれにしがみついて楽をしたいのかもしれないが、結局のところそれは全てを滅ぼしていくしかない。

そもそも、フジテレビの買収の目的はテレビ番組にlivedoorのURLを貼り付けて、yahooJapanに負けているページビューの回数を増やしたいという事だけっだった。
しかし、マスコミは新規参入を拒み続けていたい、既得権益を守りたいという理由で著者のをマスコミ全体で徹底的に叩き悪人に仕立て上げた。
その上、何だかよくわからない罪で有罪にし犯罪人に仕立て上げるという事までしてのけた。

もう、テレビは斜陽産業となりあの10年くらいで、視聴者が今以上に激減するだろう。

買収しようとしていたフジテレビの視聴率は年々下がり続け、今や80年代の頃の勢いはな。
慢心した心がこの自体を招いたのだ。

マスコミは自分たちが日本を動かしていると勘違いしている。
しかも、不勉強で無能なのに、そう思っている。

新規参入を認めず、テレビ局が有利な情報を垂れ流し、つまらない規制にがんじがらめとなったコンテンツは知能の低いものか老人しか視聴する者はいなくなるだろう。

昔に比べて視聴率や販売部数が激減したマスコミの発狂した叫びが本書ではよく分かる。

新聞、テレビは少し自分自身の身の丈を見直す時期にきていると思う。


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テレビ局の裏側

書籍イメージ
中川勇樹 著 新潮新書 出版社
2009年12月20日
ISBN978–4–10–610341–4

本書の著者はテレビ番組のふりーのディレクターをしている。
テレビ局というものをよく知っているから、その裏側、影の部分まで見える。

テレビ局には格差があるそれは、キー局の社員と制作会社の社員やその下請けのものたちの格差だ。
キー局の社員の給料はものすごく高い多分平均年収1300万円程度であろう、すごく稼げる。
しかし、彼らは特別に何か才能があるというわけではなくテレビ局の社員であるというだけでだ。
制作会社実際に番組を制作する会社だ、当然、仕事も大変だし、様々な才能を集めて番組を作る。

今のテレビ局は番組を作らない、殆ど制作会社が作っている。

しかも、テレビ局の下請けのため立場も弱い。

テレビではよく偏った内容の番組が見受けられる、テレビでは構成作家なるものが番組のあらすじを書きそれに沿った取材やロケや収録が行われる、その為、事実が違っていても放送作家の書いたあらすじ通りに番組を作る、だから内容が偏ってしまう。

無理やり感動させようとしたり、笑わせるべき箇所を字幕で示したりと、つまらない手段を使って番組を盛り上げようとする、既にそういった演出に辟易しているものがどんどん増えている事に気付かないのだろうか、見ていて痛々しい。

番組制作費も段々と下がっていっている。
番組制作費はスポンサーが拠出した金額から電通等の広告代理店が最大25%程度の営業経費を差し引いた額がテレビ局に渡され、それから半分がテレビ局が取り、その残りで番組を制作する。
ここのところテレビの視聴率が落ち続けている為、当然スポンサーの番組制作費は少なくなっている。
スポンサーの拠出する額が減っているのに番組を制作する金額が全体の37%ではどれ程番組を作るのが大変なのか理解できる。

斜陽となってきているテレビはこの先どんなチープな番組を作っていく事になるのか。

ドラマや時代劇、アニメはかなり制作費がかかる、しかも今でさえ底辺の作業をしているものたちの賃金は信じられない程低い。

テレビは今のビジネスモデルを転換する事を考える時期にきているはずだ。


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ふたたびの旅。 おとなの週末バックパック

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グレゴリ青山 著 メディアファクトリー 出版社
2002年7月5日 初版
ISBN4–8401–0581–2

旅好きの著者がバックパックを背負いアジアを旅する旅行こぼれ話。
タイ、ミャンマー、マレーシア、ベトナム、インドネシア・バリ島などをまわっていく。
また、クルーズ船での旅の様子も語られていく。

初めての場所ではなく、何回か行ったことのある場所を中心に再開の旅を綴る。

マレーシアでは7年前にお世話になった家族に会いに行った。
子供が、大きくなり結婚した友達もいた。

ベトナムでは陶芸をやった。
ろくろがうまく扱えない著者が作ったので形が真円でない陶器がいくつも作られて焼いてもらった。
帰国後、それらが送られてくるのだが、つるつるの表面は綺麗だが、形が相当いびつなものが読者のプレゼントになっていた。
ベトナムの女性は働き者で強い、そもそも男は戦争で兵役に取られていたため働く事を忘れてしまったとの事だ。

インドネシア・バリ島では芸術家の※ウォルター・シュピースの作品を求めていく。

※ウォルター・シュピース
1895〜1942 ドイツの画家。現代バリ島の父として知られ、1930年代バリ島におけるバリ・ルネッサンス中心人物として活躍した。(ウィキペディア)

シュピースのアトリエのあったホテルや、彼がデザインしたプールなどを見学し遺跡なども巡る。

初クルーズの旅では。
スーパー・スタートーラス2万5千トンの豪華客船で神戸・福岡・韓国・中国で7泊8日の旅が格安だったため行くことにした著者。
乗客は主に日本人の中高年だった。

朝食はビュッフェスタイルで食べ放題、和洋のメニューが並んでいた。

韓国では以前知り合った、女学生たち達と会ったが、大人になった彼女達は恋に仕事に忙しく早々に別れた。

クルーズの旅最後の夜はパーティが開かれ、女性はドレスなどのいしょうで着飾るのだが、著者は以前インドのパンジャビードレスを纏いダンサー達と写真を撮った。

と言う具合の旅の記録が徒然に語られていく旅行記だ。
アジアの旅行に興味のある人は是非ご一読を。
普通に読み物としても面白いです。


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うつヌケ

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田中圭一 著 角川書店 出版社
2017年1月19日 初版
ISBN–978–4–04–103708–9

サラリーマンで漫画家の著者が患ったうつ病の治る過程のレポートと、著者の周りの人でうつ病にかかってしまった人、著名人へのインタビューをマンガ形式で綴った新しいうつ病の直し方「うつヌケ」を披露する。

最初のエピソードは著者自身がどの様にうつ病にかかっていったかとそのうつがヌケるまでの過程を披露していく。
著者は何とうつを10年も患っていながら仕事をし続けていたと言う。
仕事での劣等感を引き金にうつへと向かっていく筆者のこころの動きが描かれ、本書では脳が寒天に覆われてしまったようと表現されている感覚に囚われてしまったとの事。

薬を飲みながら仕事を続けていくが、だんだん薬が効かなくなり、量が増えていくという事態になってしまった。

しばらくしてある一冊の本をきっかけにうつとはどういったものかというものの片鱗を理解し、自分自身の考え方や行動を見直し改善していったためうつが段々とヌケていった。
しかし、その代償に会社をリストラされてしまう。
だが、その時著者は「これから自分にあった仕事を探せる」と思えて逆に楽になったのだった。

そして、新しい会社に移り新しい仕事をはじめた著者はうつはヌケたと思っていたが、ある時にまたうつの症状が現れた。
何の前触れもなくうに囚われたが、また何日かするとうつがヌケた。
こういったことの繰り返しが続いていた。
その「突然のリターン」の原因を著者は調査した。
そして、またある一冊の本と出会った。
そこに、まぎれもない解答があった。
うつをぶり返させるものそれは、激しい気温の変化だった。
3月、5月、11月に気分が落ち込む事が多い、気温差の激しい季節だ。
そのカラクリを理解した著者はその気温差の激しい季節はうつがぶり返す事を理解した準備できるようになった。

こうして気分をうまくコントロールしていけるので精神的不安も減り何事もなく過ごす事ができるようになった。

こうしたうつがヌケるエピソードを著者の周りの者、著名人にインタビューし、如何にうつを克服していくかを教えてくれる内容となっている。

本書ではやはりうつになってしまった場合自分自身の考え方の改善が最もうつには効くと思われる。

こうであるべきとか、失敗した時に自分を責めてしまうとか、未熟な自分自身を受け入れないとか等、思い詰めるとだんだん心を追い詰めてしまう。

そもそも日本人は完璧主義が多く、べき論が大好きだ。
しかし、それがうつへの引き金だ、日本人はもっとおおらかに生きてもいいと思う。
日本人の多くの人がおおらかに生きる事を否定的に考えるが、その為に窮屈な国になっている。

その窮屈な考えに拍車をかけているのが現在、わが国で起きているデフレの問題に通じる。
デフレの所為で働く事が辛く窮屈になっている。
早くデフレを脱却して若者たりが様々な仕事で大きな成功をできる国になって欲しい。


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アル中病棟 失踪日記2

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吾妻ひでお 著 イースト・プレス 出版社
2013年10月10日 初版
ISBN978–4–7816–1072–6

大ヒットした「失踪日記」に続きその後の出来事を綴ったのがこの「アル中病棟 失踪日記2」である。

前著は仕事に行き詰まって、酒を飲み続けアル中になり失踪した。
その失踪中の出来事を中心に描かれていた。
本著は家に戻り、アルコール依存症を治療するために病院に入院中の出来事を吾妻ひでおテイストで暗過ぎないユーモアさで描かれたドキュメントである。

酒を呑み過ぎ、アルコール依存症となった著者は遂に幻覚を見たり自殺を図ったりという末期的な状態となってしまった。
その為、家族に取り押さえられながらアルコール依存症専門の病院へ強制入院させられる事になる。
そして、3ヶ月間の禁酒プログラムに入る事になる。

アルコール依存症の治療により禁酒を行うと最初に辛いのが眠れなくなる事だ。
今まではアルコールにより酩酊状態から睡眠を行なっていた為、アルコールが断たれた事により睡眠しづらくなるのだ。
その為、睡眠薬を追加で飲んだりするが、それでも眠れなくなる。

プログラムに入るとシアナマイドを処方される。
それを飲むとアルコールの受け付けない状態になって、呑むと酩酊したり嘔吐したりする様になる。
そして、期間中呑んだ者はガッチャン部屋(反省室)に入れられるらしい。

アルコール依存の者は3週間も禁止をすれば体調的には回復するがそ後の離脱症状による幻覚が出たり精神的に問題が起こりまた飲酒するということになり易いらしい。

プログラム中、自助グループに通わされる。
自助グループとは、アルコール依存性の者たちがお互いの体験談を発表し、2度と飲酒をしないと誓い合う集まりの事。
ひとりひとり順番に体験談を発表し、感想を話し合う。

入院が40日になろうとする頃、自宅への外出許可を願い出て、了承される。
久しぶりに我が家に帰る著者。
家での食事はやはり美味いらしい。
病院での出来事を家族に話す。
次の日、病院に帰る。

そして、入院も終わりになり家へと帰宅する事となる。

アルコール依存性の著者がなるべく明るく描いたと本の最後の対談記事に載っていた。
現実はもっと大変で、経済的な問題もあった様だ、酒はほどほどが良いのかも。


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心が凹んだときにに読む本

心屋仁之助(心理カウンセラー) 著 王様文庫 出版社
2011年12月20日 初版
ISBN978–4–8379–6621–0

心が凹みやすい人が日常の中のちょっとした事で凹んでしまったときや凹まないようにする為の日々の心構えを指導してくれるのが本書です。
これを読めば、心が強くなり苦しい状態から脱出する方法が分かります。

へこみやすい人は、心が弱いのではなく、何か欠陥があるわけでは無い。
ただ、他人の気持ち地に敏感だった、周りに気を使い過ぎたり、マジメ過ぎて頑張ってしまったり、責任感を持ち過ぎているからだと本書は言う。

・自分に優しく
人は褒め言葉を言われるとテンションが上がって自分に自信が持てる。
普段、人は自分自身にネガティヴな言葉を掛けがちだ、それでは自分が疲弊してしまう。
もっと、自分に優しい言葉を掛けていたわってあげた方が良い。

・ひとりで頑張らない
自分ひとりで努力して成し遂げることは大事だが、自分ひとりではどうにもならないこともある。
そんな時は、他人の力も借りた方が良。
手伝って欲しいと言える勇気が大事だ。

・他人に自分を分かってもらえないとき
自分の辛い状況や気持ちを相手にもわかって欲しいと誰もが思うが、他人はその経験がないとその辛さが全く理解できない。
それは、とって返せば自分自身も経験をしていないことを相手に言われてもその気持ちが理解出来ないということが当然ある。
それは、お互い様なので、わかってもらえない事は仕方がないと思って流せる事が大切だ。

・自分に正直に
人は多かれ少なかれ親や教師、会社の上司などからこうあるべきを押し付けられそう出来ないことの方が多い。
そんな時、自分を責めてしまうが、本当はそれが本当に正しいのかは人それぞれである。
だから、そういったことに縛られることなく自分らしく行動すべきである。

・幸せに生きていく為には
日頃、ボーッと考えているときに過去の失敗や辛かったこと、将来の不安を思い浮かべて苦しくなったりする事がある。
そうしたときは、楽しかった事、これから起こる楽しい事を思い浮かべるようにする。
そうすると心がポジティブになり、幸せが訪れやすくなる。

・将来のヴィジョン
自分がなりたい自分を具体的に思い浮かべてこうどうする。
そうすると自分がなりたかった自分になれてしまう。
人とはそういうものだ。

本書は心が凹みやすい人がいかに上手く人間関係の悩みを解決して行けば良いかというヒントが沢山述べられています。

今、傷心のひとは、この本を手に取るといつの間にか前向きな気持ちを取り戻せるかもしれません。


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