映画「無限の住人」は和風、剣と魔法のファンタジーだ!

WOWOWで放映したものを録画して鑑賞しました。
WOWOWなので映像は綺麗で音質もクリアです。
2017年4月29日 (日本)公開。
原作、無限の住人。
原作者、沙村広明。
配給、ワーナー・ブラザース、マグノリア・ピクチャーズ。

監督、三池崇史。
主演は木村拓哉。
出演者、市川海老蔵、戸田恵梨香、福士蒼汰、杉咲花、栗山千明、市原隼人 他。
沙村広明原作の人気時代劇コミックを実写映画化なのですが、原作のコミックを読まずに鑑賞しました。

謎の老婆の術により不死身の身体を得た万次は、剣客集団・逸刀流に父、母を殺された少女、町の復讐を用心棒として手伝うことになる。
町はかつて自分のせいで殺されてしまった妹、凜にそっくりだったからだ。
敵は剣の腕に優れた剣客ばかり、そして最後に公儀とも敵に回し壮絶な戦いが行われる。
少女の復讐は果たされるのか?

アクション、アクションの連続。アクションでストーリーが進む。
様々な武器や体術を使った戦闘が見所です。
ゴア描写のある血みどろの戦いも三池監督らしい演出。そこが、自分的に燃えるところ。

そして、衣装がそれぞれのキャラクターに合わせたアニメのような鮮やかな色を使っていてカラフルな映像になっています。
町の着る赤い着物が鮮やかに画面に浮き立って美しさを際立たせます。

これは、リアルな時代劇ではない。剣劇ファンタジーだ。
和風、剣と魔法の世界だ。

主人公の剣士が弱いように思えるが、不死身なところを常に意識させるために斬られながら血みどろになって戦うのは当然の演出になるでしょう。

なによりエンターテイメントとしてサービス満点に楽しませようとしているのが良く分かる。

アニメの主人公のようなキムタクがカッコいい。

リアルな時代劇を求めるのではなく剣と魔法のファンタジーが好きな人には面白いと思います。

自分的には最高の映画でした。


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戦争は悲惨だということを知れ「ハクソーリッジ」はリアルな戦闘シーン。

 俳優として数々の話題作に出演し、監督としては『ブレイブハート』でオスカーも手にしたメル・ギブソンが「アポカリプス」以来十年ぶりにメガホンを取って放つ感動作。

 ツタヤでブルーレイをレンタルして鑑賞しました。

監督:メル・ギブソン
上映時間:139分
製作国:アメリカ合衆国、オーストラリア

 第2次世界大戦中、デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとせず決して銃を手にしようとしなかった。しかし軍では彼の考えを受け入れてくれるものは全くいなかった。
 彼は、人命を奪うことを禁ずるキリスト教の教えを必死で守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられてしまう。
 その後、妻(テリーサ・パーマー)と父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の尽力により、デズモンドは軍法会議を退け、武器の携行なしに戦場に向かうことを許可され救護兵として沖縄戦線に赴くことになる。
 そこではじめてデズモンドは戦場の悲惨さを目にし次々と倒れていく隊の同僚たちを目にする。
 彼は不屈の精神で兵士の救護を続けていき神の奇跡を起こすことになる。

 主人公の子供のころから軌跡を起こすまでの、ストーリーは映画として良く出来ています。
 最後までダレづに見ることができます。
 主人公役のアンドリュー・ガーフィールドが役に非常にあっています。
 奥さん役のテリーサ・パーマーも綺麗でした。
 やはり、この映画の見所は沖縄戦のシーンになります。
 プライベート・ライアン並みの戦闘による悲惨で残酷な描写が次々と描かれていきます。
 そして、主人公の英雄的な行動で負傷した兵達を次々と救っていきます。
 最後は沖縄を制圧して映画は終わります。
 正直、日本人には微妙になる設定となっています。
 実際の戦争ではアメリカは国際法違反となる沖縄での民間人の殺戮を相当数やっているので実際はこのようなヒロイックなストーリーは事実とはいえないことは百も承知で鑑賞しました。
 あくまで映画としては面白いです。
 映画の最初にこれは事実の物語であると字幕がでますが、あくまで脚色のある事実だということは理解して観るべき映画です。
 しかし、戦争の悲惨さと映画としての映像やストーリーの面白さは十二分にあるので、ぜひご覧になってください。
 オススメします。


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羽生名人との壮絶な戦い「聖の青春」は儚くも熱い。

■スタッフ
監督:森 義隆
原作:大崎善生
脚本:向井康介
製作年:2016年
製作国:日本
出演:松山ケンイチ, 東出昌大, 染谷将太, 安田顕, リリー・フランキー

WOWOWで放送したものを録画して鑑賞しました。

 羽生善治を追い詰めた棋士・村山聖。病と闘いながら全力で駆け抜けた、わずか29年の生涯を描ノンフィクション。

■ストーリー
 天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されたが、29歳の若さで亡くなった伝説の棋士・村山聖。
 幼少期より腎臓の難病・ネフローゼ症候群を患い、入退院を繰り返しながらもたが名人位を獲る夢を抱き、命を削り将棋に全てを懸けた。
 1994年、将棋のプロ棋士・村山聖(さとし)七段は、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指し、15歳の頃から10年間弟子入りし同居していた森師匠の元を離れ、上京する。
 幼いころから将棋にかけてきた聖を見て理解している森師匠は、聖の上京を応援する。
 髪や爪は伸び放題、足の踏み場もなく散らかった部屋、酒を飲むと先輩連中にも食ってかかる聖に皆は呆れるが、彼の将棋にかける思いを理解して支えた。
 その頃、同世代の天才棋士・羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成。
 聖は強烈に羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。
 そして聖は、「名人」になるため、一層将棋に没頭し、先輩棋士たちを下して、快進撃を続けた。 しかしその時に、聖の身体から癌が発見される。
 医者の手術して療養しなければならないという忠告を聞く耳持たず、聖は将棋を指し続けると決意する。
 原作は生前の村山聖と交流のあった作家・大崎善生の渾身のデビュー作で各方面から絶賛され累計40万部のベストセラーとなっている傑作小説。
 師弟愛、家族愛、そして羽生ら今も将棋界で活躍する仲間たちとの友情を通して男の壮絶な一生を描く。

■レビュー
 感動映画によくある病気ものです。
 ただ恋愛はほとんどなく将棋の対局と闘病を描いた内容。
 松山ケンイチが20キロ太って役作りをしたのが良かったです。
 ライバル役の羽生を演じる東出は対局中の振る舞いがはまさに羽生、良かったです。
 主人公の趣味が読書だが主に少女漫画が好きなのが面白い。
 それと吉野家の牛丼をよく食べている描写がある。
 主人公の性格が聖人ではなく、他人から見ると嫌な奴と思えるような行動や言動もするので、そこがリアルな人間なのだなと思えるところが良かった。
 ストーリーも面白くできていて見ていて飽きないし最後までだれることなく観れた。
 脇役の方たちの演技も良かったので、物語に自然にのめり込めました。
 映像的な見どころは特になく基本人間ドラマが主軸の映画です。
 一度は観てもいいのではないでしょうか。
 松山ケンイチの熱演が凄い。
 オススメです。


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映画「ミュージアム」を鑑賞しました。

 スタッフ
 監督:大友啓史
 原作:巴亮介
 脚本:高橋泉、藤井清美、大友啓史

 キャスト
 小栗旬:沢村久志
 尾野真千子:沢村遥
 野村周平:西野純一
 丸山智己:菅原剛
 田畑智子:秋山佳代
 製作年:2016年
 製作国:日本
 配給:ワーナー・ブラザース映画
 上映時間:132分

 5.1chサラウンド

 WOWOWで放送したものを録画して視聴しました。

 自己評価:5/10

 雨天にだけ発生する連続猟奇殺人事件。
 死者をの死にざまを見せることにこだわる殺人鬼・カエル男は、アーティストを気取り、犯行現場には必ず謎のメモを残す。
 捜査を進め連続する事件の関連性に気付いた刑事・沢村と部下の西野が次のターゲットに沢村の妻が浮かび上がる。
 まんまとカエル男の策略により妻と息子を拉致された沢村は妻と息子を救出する為に事件から外されながらも組織に逆らいカエル男を独自の捜査で謎に迫っていくがカエル男の罠にはまり、逆に追い詰められていく。

 良く出来ている映画だが非常に惜しいところがいくつもある、その部分がうまくできていれば最高の面白い映画になったところを残念出来の映画になってしまった。
 物語の大枠は名作「セブン」で殺人をゲームのように行う部分をホラー映画の「ソウ」からパクった(オマージュ)という感じの内容。
 だが面白ければパクったっていいんです。
 ほとんどの映画はそれより前に作られた映画をパクッてるのだから本作でそれがいけないわけではないはずだ。
 この映画は面白いので別にパクった部分ではない。
 この映画の問題はパクった部分は良く出来ているのだが、邦画特有の邦画病のせいでつまらなくなっているの。
 まず主人特権が強すぎては特別扱いされ過ぎているシナリオが残念。
 主人公の過去や犯人の過去の部分が挿入されるのだが、もう少しスマートにその部分を挿入して欲しい。
 しかも、回想シーンの尺が長すぎる。
 いっそ回想シーンなんて要らないのではないだろうかそのせいで映画のクライマックスのテンポが悪くなってしまっている。
 説明セリフが多すぎるので白ける。
 演技と映像で説明できる部分をセリフで説明してしまう。
 ストーリーをわかりやすくするのが目的だというのはわかるが、映画的にはダサくなってしまう。
 それと役者が演技過剰で恥ずかしい、もう少し抑えた演技を学んでほしい。
 これらは、本当にダサいので邦画もはやくこれらの病気を治してほしい。
 これのせいで2時間ミステリドラマみたいになってしまって、せっかく良いところも沢山あるのに勿体無い。

 全体的には見せ場が沢山あって、最後まで一気に観てしまうくらいの出来なので、十分に観る価値のある映画です。


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映画「サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース」を鑑賞しました。

吹替版
[R15+指定]
2017/10/25(水)
ツタヤのレンタルDVD
1時間35分
【仕様】
音声:1.オリジナル(英語)5.1ch 2.日本語吹替ステレオ
字幕:日本語字幕
画面サイズ:16:9スコープサイズ
分数:94分
特典映像:オリジナル予告編

B級ホラー監督スティーヴン・C・ミラー によるバイオレンス・スラッシャー映画(2012年製作)。
(「Silent Night – Leise rieselt das Blut」(きよしこの夜ー颯爽たる血)、アメリカ/カナダ)
「悪魔のサンタクロース 惨殺の斧」(84)のリメイク

2012年 ベルギー/アメリカ
原題:The Loft
監督:スティーヴン・C・ミラー
製作:ジョン・G・カルボーン、アイザック・クレメンツ、マイカ・ギャロ、他。
脚本:ジェイソン・ロスウェル
撮影:ジョセフ・ホワイト
音楽:ケビン・リープル
美術:キャシー・マッコイ。
編集:セス・フローム
セット制作:マリアム・デクター
特殊メイク:ヴィンセント・J・ガスティーニ、他。
特殊効果:イヴァン・キャンベル、ティム・フリーストーン、他
視覚効果:マイカ・ギャロ、他。
出演:マルコム・マクダウェル、ジェイミー・キング、ドナル・ローグ、リック・スキーン、エレン・ウォン、コートニー=ジェーン・ホワイト、エリック・J・バーグ、マイク・オブライアン、カーティス・ムーア、他。
自己評価:8/10

クリスマス・イブで賑わうウィスコンシン州の小さな田舎町に、サンタクロースの恰好をした殺人鬼による連続殺人事件が発生。平和な田舎町は途端に恐怖の町となる。

あらすじ
クリスマス・イブを迎えたウィスコンシン州の田舎町。休暇中の女性保安官オーブリーのもとに、所長から急な出勤要請。
当直のジョーダン保安官が行方不明で人手が足りないと。
 仕方なく出勤したオーブリーの元に「空き家から異臭がする」と通報、現場へ急行したが。そこには変わり果てた行方不明だったジョーダン保安官と不倫相手の遺体が血だらけになって、無造作に置いてあった。
 そしてモーテルの一室で、男女がポルノの撮影中に惨殺される事件が発生し偶然撮影された、残されたビデオカメラの映像には、サンタクロースの恰好の殺人鬼の姿があった。
 次々と殺人事件が相次ぎ、クリスマス・パレードが開催中の平和な田舎町に恐怖が襲いかかる。
懸命に犯人を探索するオーブリーは、捜査の末、被害者の元に届けられた共通する手がかりを知る。

 ストーリーが良くできている。
 面をしたサンタクロース衣装のサイコパスがジェイソンやレザーフェイスのイメージが思い浮かぶ顔のわからない残虐な殺人鬼が怖さを際立たせる。
 ホラー映画の普通のお手本的パターンなシナリオだが、だがそこがジャンル映画なのだから当たり前だ。
 役者の演技も良い。
 ゴアシーンも良くできている。
 ゴアシーンが苦手の人が鑑賞するのは辛いかもしれない。
 ホラー映画のお手本のような映画、すべて無難にできているし、ゴアシーンが良く出来ているので映像的な見どころも沢山ある。
 クリスマス・イブの夜に鑑賞してはどうだろうか?


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映画「パーフェクト・ルーム」を観ました。

吹替版
[R15+指定]
WOWOWプライムで放送したものを録画して視聴
1時間45分

ベルギー製の大ヒット映画「ロフト」をハリウッドリメイクしたサスペンススリラー。

2014年 ベルギー/アメリカ
原題:The Loft
監督:エリック・ヴァン・ローイ
脚本:ウェズリー・ストリック
出演:カール・アーバン(佐々木啓夫)、ジェームズ・マーティン(阪口修平)、ウェストンワース・ミラー(東地宏樹)、エリック・ストーンストリート(野川雅史)、マティアス・スーナールツ(松田修平)

自己評価:70点

 5人の男たちが共有する秘密の部屋で死体が発見された。果たしてその犯人は?

 剣郁香のヴェイセント(カール・アーバン)は、長年の友人たちに彼が設計し所有する新築マンションのロフトルームを皆で共有して情事の楽しみに使用しようと持ち掛ける。
 全員が妻帯者である彼らは、この提案に乗りそれぞれの楽しみに利用していた。
 しかし、ある朝ひとりの女性の全裸死体がその秘密の部屋で発見され、お互いに疑心暗鬼になりながらもこの真相究明をはじめることになる。

 WOWOWで放送されたものを録画して鑑賞しました。
 少しセクシーな女性のシーンもあり、謎ときもまあまあ面白い。
 結局、どんな男も魅力的な女性がいれば「浮気」してしまうというストーリー。
 謎解きはある程度、展開が読めるので“衝撃な真相”という感じにならないかもしれない。
 この手のストーリーで謎解きが読めるのは仕方ないと言えば仕方ない。
 シーンが現在と過去をある程度行ったり来たりするので、話の展開で迷う人は迷うかもしれない。
 それほど複雑なものではないが。
 シナリオはよくできているので、途中で飽きるようなことはなく、ラストまで一気に観た。
 尺もほど良い長さである。

 基本ストーリー重視な映画なので謎解きがわかってしまえば何回も見返すような映画ではない。
 真相がわかってしまえば見どころはほとんどなくなる。
 そこそこ面白いので1度くらいは観ても良いのでは。

 つまり、ミステリというよりは男ってしょうがない生き物だなと内容のコメディなのではないのだろうか。

 謎解きに期待しすぎず、派手なアクションやゴアシーンは全くない、多少のセクシーシーンがある。


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映画「デンジャラス・デイズ メイキング・オブ・ブレードランナー」を観ました。

出演者:リドリー・スコット、ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング、ダグラス・トランブル

 80年代までのSF映画の常識、デザインを覆し斬新な近未来像を提示して話題を呼び、その後多くの映画に多大な影響を及ぼした近未来SF映画『ブレードランナー』。
 本作の監督、スタッフ、出演者たちが製作秘話を語り貴重な映像で『ブレードランナー』がいかに制作されたかを綴ったドキュメンタリー。

 この映画はは82年の劇場公開から25年後の2007年に作られたドキュメンタリー。
 「デンジャラス・デイズ」は「ブレードランナー」の初期タイトル候補であった。

 オーバーする期間と予算そしてスタッフたちとの確執など、この映画が完成するまでにかなりの葛藤があったことが伺える。
 なにより、スポンサー、スタッフの殆どが、リドリー・スコットのやろうとしていることが全く分からない状態で大変な撮影を余儀なくされる。
 暗く、常に雨の降る撮影現場、本当に大変な撮影だったと思われる。

 そして、撮影が完了してからがまた大変だ、特撮シーンと特殊効果等の作業を行ったり音と音楽等をいれて完成し試写を行った。

 原作者のフィリップ・K・ディップはラッシュ映像を見て「まさしくこの光景を想定して小説を書いたんだ」と感激していた。

 試写会で観客の反応は難解だとの事に困ったプロデューサはハリソン・フォードでのナレーションを吹き込み、ラストがハッピーエンドになるシーンを追加する事をリドリーと協議し合意の上で進めていた。ラストの空撮映像はキューブリックのライブラリからあ借りることをリドリーの方から示唆した。
 当然リドリー本人は、ナレーション、ハッピーエンドは相当に妥協した苦渋の決断だった。
 なんとか映画を完成させ公開させる為にリドリーもプロデューサも努力したが、リドリーとプロヂューサーは決裂することになり、ナレーション録音の最後はリドリー抜きで行った。

 劇場公開時この映画の売り上げは芳しくなかった。
 結局、劇場での興行成績は微妙だった。
 しかし、その後もこの映画は口コミでその素晴らしさが段々と伝わり、VHSの登場により皆この「ブレード・ランナー」を家で鑑賞できる様になる。
 そのVHSが爆発的に売れ、オールナイトの映画館では毎週のように掛かる定番の映画となる。

 つまり、この映画は少し時代が早すぎたのだった。

 日本盤「ファイナルカット版」Blu-ray/DVDの特典に特典映像として収録されている。


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映画「ジェラシック・パーク」を鑑賞しました。

 ジュラシック・パーク ブルーレイ アルティメットリロジー[Blu-ray]のジェラシックパークを吹替で鑑賞。

 監督 スティーヴン・スピルバーグ
 脚本 マイケル・クライトン、デヴィッド・コープ
 製作 キャスリーン・ケネディ、ジェラルド・R・モーレン
 出演者 サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、リチャード・アッテンボロー
 音楽 ジョン・ウィリアムズ
 撮影 ディーン・カンディ
 編集 マイケル・カーン、スタン・ウィンストン、デニス・ミューレン、フィル・ティペット、マイケル・ランティエリ
 製作会社 アンブリン・エンターテインメント
 配給 ユニバーサル
 公開 1993年7月17日
 上映時間 127分
 製作国 アメリカ
 次作 ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
 吹替版声優 富山敬、弥永和子、大塚芳忠、永井一郎

 あらすじ
 生物学者のグラント博士は恋人の古代植物学者エリー博士と共にアメリカ北西部の砂漠地帯で恐竜化石発掘調査を行っていた。
 発掘中ヘリコプターで訪れたグラントの研究のスポンサーのハモンド財団の創立者ハモンド会長の要請により会長にと共にある孤島へと招かれる事になる、
 そこはオープン間近のアミューズメント・パークでその視察することになった。
 そして、その場所が古代のDNAから現代のDNA技術により蘇った“本物の恐竜”が生息する夢のテーマ・パーク『ジュラシック・パーク』だった。

 鑑賞後感想
 監督はスティーブン・スプルバーグ(スターウォーズエピソード4、ET、未知との遭遇、インデイ・ジョーンズ)。
 ヒットメーカー監督の大ヒット映画、大人から子供まで楽しめるものとなっています。
 音楽はジョン・ウィリアムズ(スターウォーズ、インデイ・ジョーンズ)。
 壮大な楽曲がこの映画に非常にマッチしていて恐竜が生息するテーマパークというロマンあふれる設定を盛り上げてくれます。
 日本語吹替も富山敬、永井一郎等今は亡き名優が演じています。
 映像は今見ても良く出来ています。
 ブルーレイ版は画質が上がっているのでCGと実写の合成部分が違和感があるシーンがいくつかありますが、気になるほどではないです。
 むしろDVD版で観ると画質が全体的に落ちるのでそこらへんの違和感が薄れます。
 音声も5.1chで収録されていますが、サラウンド感が良く、音に包まれる感覚や、音の移動などサラウンドシステムで鑑賞したほうがこのソフトを楽しむことができます。
 ストーリーも良く出来ていて、ぐいぐいジェラシックパークの世界に引き込まれます。
 はらはらする展開が次々に起こりあっという間の2時間でした。
 テーマ的にはスピルバーグらしい家族の絆というものが底辺には流れていて、ただのアクション映画とは一線を画しています。
 様々な恐竜が登場しブラキオサウルスやT-REXの登場するシーンは凄い迫力です。
 また売れる前のサミュエル・L・ジャクソンが脇役として登場するのも見どころです。

 映像特典は「ジェラシックパーク3部作の軌跡:新時代の幕開け」「ジェラシックパーク3部作の軌跡:先史時代を作る」「ジェラシックパーク3部作の軌跡:次なる新化」アーカイブ特典(メイキングオブジェラシックパーク。メイキング・ドキュメンタリー、撮影現場でのスティーブン・スピルバーグ監督、ハリケーン上陸ーロケ地カウアイ島)、政策の裏側、オリジナル劇場予告編、メイキング・オブ・ゲーム版「ジェラシック・パーク」、マイシーンズが収録されています。
 特に興味深いのは恐竜を最初ストップモーションアニメで作成しようとしたがCGの方が出来が良いことが途中で分かり、恐竜のストップモーションアニメのシーンがCGで作成されることにエピソードやT-REXの実物のアニマトロニクスを作成して使用した事など非常に面白い内容が観れるのでこれは是非観るべき特典映像です。


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徹底抗戦

書籍イメージ
堀江貴文 著 集英社文庫 出版社
210年10月25日 初版
ISBN978–4–08–746619–5

著者は有名なホリエモンである。
あの堀江氏がフジテレビを買収し逮捕されるまでを書き綴ったのが本書だ。
本書では何故、どんな違反をして逮捕されたかが本人自身理解していない。
読後、筆者自身も逮捕される理由がわからない。
粉飾決算を行なった企業は最近の東芝の上層部で行われていた。
なのに東芝の幹部の者たちは逮捕された者はいない、この不公平な扱いが問題だと思う。

結局、既得権益を既に持っているものに軍配が上がり新しく参入してきたものを排除しようというのが我が国の、いや何年も体制が変わらずにきた国にはありがちの進歩を止める腐敗した役人や企業の上層部たち既得権益を持つものたちの搾取が横行してるからだろう。

利権を持つ者は利権にしがみつき新しい仕組みや、新参者を排除する。
確かに利権を手にした者はそれにしがみついて楽をしたいのかもしれないが、結局のところそれは全てを滅ぼしていくしかない。

そもそも、フジテレビの買収の目的はテレビ番組にlivedoorのURLを貼り付けて、yahooJapanに負けているページビューの回数を増やしたいという事だけっだった。
しかし、マスコミは新規参入を拒み続けていたい、既得権益を守りたいという理由で著者のをマスコミ全体で徹底的に叩き悪人に仕立て上げた。
その上、何だかよくわからない罪で有罪にし犯罪人に仕立て上げるという事までしてのけた。

もう、テレビは斜陽産業となりあの10年くらいで、視聴者が今以上に激減するだろう。

買収しようとしていたフジテレビの視聴率は年々下がり続け、今や80年代の頃の勢いはな。
慢心した心がこの自体を招いたのだ。

マスコミは自分たちが日本を動かしていると勘違いしている。
しかも、不勉強で無能なのに、そう思っている。

新規参入を認めず、テレビ局が有利な情報を垂れ流し、つまらない規制にがんじがらめとなったコンテンツは知能の低いものか老人しか視聴する者はいなくなるだろう。

昔に比べて視聴率や販売部数が激減したマスコミの発狂した叫びが本書ではよく分かる。

新聞、テレビは少し自分自身の身の丈を見直す時期にきていると思う。


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テレビ局の裏側

書籍イメージ
中川勇樹 著 新潮新書 出版社
2009年12月20日
ISBN978–4–10–610341–4

本書の著者はテレビ番組のふりーのディレクターをしている。
テレビ局というものをよく知っているから、その裏側、影の部分まで見える。

テレビ局には格差があるそれは、キー局の社員と制作会社の社員やその下請けのものたちの格差だ。
キー局の社員の給料はものすごく高い多分平均年収1300万円程度であろう、すごく稼げる。
しかし、彼らは特別に何か才能があるというわけではなくテレビ局の社員であるというだけでだ。
制作会社実際に番組を制作する会社だ、当然、仕事も大変だし、様々な才能を集めて番組を作る。

今のテレビ局は番組を作らない、殆ど制作会社が作っている。

しかも、テレビ局の下請けのため立場も弱い。

テレビではよく偏った内容の番組が見受けられる、テレビでは構成作家なるものが番組のあらすじを書きそれに沿った取材やロケや収録が行われる、その為、事実が違っていても放送作家の書いたあらすじ通りに番組を作る、だから内容が偏ってしまう。

無理やり感動させようとしたり、笑わせるべき箇所を字幕で示したりと、つまらない手段を使って番組を盛り上げようとする、既にそういった演出に辟易しているものがどんどん増えている事に気付かないのだろうか、見ていて痛々しい。

番組制作費も段々と下がっていっている。
番組制作費はスポンサーが拠出した金額から電通等の広告代理店が最大25%程度の営業経費を差し引いた額がテレビ局に渡され、それから半分がテレビ局が取り、その残りで番組を制作する。
ここのところテレビの視聴率が落ち続けている為、当然スポンサーの番組制作費は少なくなっている。
スポンサーの拠出する額が減っているのに番組を制作する金額が全体の37%ではどれ程番組を作るのが大変なのか理解できる。

斜陽となってきているテレビはこの先どんなチープな番組を作っていく事になるのか。

ドラマや時代劇、アニメはかなり制作費がかかる、しかも今でさえ底辺の作業をしているものたちの賃金は信じられない程低い。

テレビは今のビジネスモデルを転換する事を考える時期にきているはずだ。


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