会社の電気はいちいち消すな コスト激減100の秘策

坂口孝則 著 光文社新書 出版社
2009年3月20日
ISBN–978–4–334–03497–9

本書が出版されたのがデフレ真っ只中の頃、会社では節約があちらこちらで叫ばれ、マスコミも節約すべきと報道していた。

僕が勤めていた会社もコスト削減の任を受けた常務が経費削減しようと奮闘していた。
しかし、経費削減なんて馬鹿でもできる仕事だ、自分の価値観の中で無駄に思えるものを削減する方法を考えて実行するだけだ。

安易に経費削減などをして、将来の投資は全く頭にはないという始末。

この本では安易な節約は全くコスト削減になっていないという。

たとえば従業員の仕事を削減したり仕事の手順の改善による効率の改善をしてもコスト削減には減らない。

薄利多売には意味があり利益率の高い商品だけを売るだけという考えでの商売は良くない。

固定費をいかに回収し変動費をいかに削減するかが大切であること。

節約術100連発というコーナーがあり実際の節約術を細かく披露してくれる。

大分、景気回復してきたと言ってもまだまだ、その入り口に辿り着いたところに過ぎない、節約を行ない利益率をコントロールして会社の経営状況(キャッシュフロー)をよくしていくべき指針として本書を一読してはどうだろうか。


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