気づいたら貧困層!?お金を武器に月々3万円から2000万円作る方法教えます

小久ヒロ まんが 神戸孝 監修 フィナンシャルプランナー
2016年1月22日 初版
KADOKAWA 出版社

ハケンちゃんは30半ばの女史、時給千円の派遣事務員だ。
年収200万円以下の人のことをワーキングプアと言われる貧困層のことで一旦そこに落ちてしまうとなかなか抜け出せなくなってしまうという。
ハケンちゃんはそのワーキングプアの一人であった。

そこにフィナンシャルプランナーの神戸孝氏が突然現れ、ワーキングプアの状態を抜け出す方法を指南してくれる。

つまり、資産運用。
株式投資について指南してくれるのだ。

投資というとFXやデイトレードと勘違いしてギャンブル的なことを日本人は直ぐに思ってしまう。
この本で進める株式投資とは長期投資で5年から10年スパンで考える資産運用のことだ。

投資とはいっても銀行に預けても利子がつくので投資となるが、銀行の利子でお金を倍にするには2000年かかってしまう。

多少のリスクは取らざる得ないが増やせる投資をすべきだ。
そもそも、全ての投資には大小のリスクが必ず伴う。

具体的に投資とはどのようにおこなうのか?

株に投資する場合は本来、自分の決めた会社の株を直接買う方法が普通だが投資信託と言って運用のプロを間に入ってもらい色々と任せる事ができる。

それでも、投資は素人にはハードルが高い。
そして日本には投資家が少ない、日本国としては投資家を育てたいと考えた。
少しづつ投資に慣れる事ができる投資についての修行ができる制度を作る事にした。

それが、NISAという制度だ。

NISAとは少額投資の制度で非課税だという事。
本来、株式等で得た所得は20%程度の税金を取られてしまうがNISAを利用するとそれを免除される。
株は普通100株1000株単位で売られているNISAでは年100万円が限度額なので買いたい銘柄の株が買えないという事が起こる。
そうした時は投資信託を利用する、投資信託は1万円から銘柄を指定できる。

お金に余裕がない人は毎月積み立てる方法も取れる。

NISAを実際利用する手順は
・専用口座を開設する
・金融商品を買い運用する
・2016年から年120万円まで投資する事ができる
・非課税期間は5年間
・5年後に資産の運用方法を考える

注意点としては
この制度は2023年度までという事。
専用口座を開設する場合、銀行で取り扱いできる銘柄が違うので、自分が投資したい銘柄の買える銀行に口座を作る事。
買う銘柄は一つに絞るのではなく分散させて買う事

筆者も資産運用について真剣に考えてみようかな?
と考えさせられる本書です。


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ツレがうつになりまして

細川貂々 著 幻冬社 出版社
2006年3月25日 初版
ISBN4–344–01143–0

本書は2005年にテレビドラマ化され、2011年10月に映画化された。

スーパサラリーマンのツレ(筆者の夫)がある日真顔で死にたいといって帰って来た。
最近仕事がすごく忙しくなり、毎日に必死に仕事をこなしている所だった。

すぐに病院で診察を受けた所、うつ病だと診断される。

うつ病とは何か?
うつ病とは誰でもたる可能性があり、ストレスにより脳内の神経伝達物質働きが悪くなる事だ。
完璧主義で真面目な人がなりやすいらしい。
日本人に多いタイプだ。

うつ病の初期症状は先ず
・眠れなくなる。・食欲がなくなる。

・びょうきがなかなか治らなくなる。
・背中が痛くなる。
・今までできた事ができなくなる。
・涙もろくなる。
・作業のミスが多くなる

激務の会社をツレは止める事にした。

薬が効いて状態が良くなる日もあれば、また悪くなる日もあり。
行ったり来たりの中だんだん回復していくという事らしい。

うつになると音楽が聴けなくなり、本も新聞も読めなくなる。電車にも乗れなくなる。
そうした、問題を少しづつ平気になるようになりながら、ツレは少しづつ快方に向かい難しいこともだんだん出来るようになる。

うつ病は恐ろしい病気だ、仕事を無理せず自分のできる中でやっていかないと思わぬ病になってしまう。

くれぐれも働き過ぎは気をつけよう。


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シブすぎ技術に男泣き!

見ル野栄司 著 中経出版 出版社
2010年1月20日 初版
ISBN978–4–8061–3604–0

元メカトロニクスエンジニアという経歴を持つ漫画家だという著者。
中小企業のエンジニアにフォーカスし、苦労話や面白い話を展開していく。
著者はアーケードのゲーム機を作る技術をしていたと言う。

最初は特殊な技術を開発した会社へ取材に行き、開発にまつわる話を披露する。

数学的な回路縮小の趣味から会社を立ち上げた社長。
銀行に2時間説明し出資させ、3年間利益なしの会社を大きくしていった。

1本のスピーカーで実際にそこで演奏するかのように聞こえる不思議なスピーカー。
このアイディア理屈を思いついた社長の話。
3秒で思いついて3ヶ月で開発したとのこと。
既存の音響学に囚われない発想との事。

地下数千メートルの石油を探す検層技術を開発した会社。
ソニックセンサー、機械検層装置、水晶圧力センサー等を開発している。
難しい製品加工も日本人の職人技のベテラン技術者が活躍した。
今では人工衛星から探知出来るようになった。

次に日本の歴代の発明家の物語が語られる。

世界初電子式テレビの開発者、高柳健次郎。
テレビを発明し実用化させた功績の持ち主。
小学校時代は勉強も運動も出来なかった、落ちこぼれであった。
機械にはすごく興味を持っっていた。
家が貧しかったが様々な人の助けにより大学まで行く事ができた。
そして、ブラウン管を使った電子式テレビを開発しNHKへ移籍した。
戦争のため一時期開発を中断させられるが、終戦後、東京オリンピックをテレビで中継する事ができた。

乾電池を作った屋井先蔵。
丁稚奉公から身を起こし乾電池を発明し液体電池の時代を終焉させた。
時計屋で丁稚奉公しているうちに機械に強くなった。
働きながら猛勉強したが、寝坊のため試験会場の時間に間に合わず、高等学校の受験に失敗した。
その思いから時間の狂わない電動式時計を作ろうと決意する。
電動式時計を開発中、どうしても液体電池では使えるものが作れない事に気付き、乾電池の開発を始める。
乾電池は完成したが、それを必要とする機器が無いため最初は全く売れなかった。
しかし、日中戦争が起こり乾電池の需要ができた。
そのおかげで大量注文が起こった。
その後、電池は売れに売れ大企業となった。

後半は著者の体験談によるアーケードゲーム開発の様子が語られる。

スカイシューターというゲーム機の話。
著者はゲームの内容を見てきっと売れないだろうと感じた。
だが、会社の仕事なので私情は押さえて開発を行った。
紆余曲折があり、ボールが危険なほど飛び出したり、急遽ゴールキーパーなる人形のギミックを追加したり、スロットの表示方法を変えたりと。
メーカーの立会いの日になった。
メーカーの担当者は合格を出し、ゲームセンターでデモを行う事になる
ゲームセンターで3日間デモを行ったが誰もプレイせず3日が過ぎた。
ゲーム名を変えたりして置いてみたが結局、成績は振るわず地下室の倉庫行きとなった。

Tシャツにプリクラを印刷する新タイプのプリクラの話。
ほとんど完成したが、まだ不具合があり数人で調整中、次の日にデモをするとメーカーから連絡が入り未完成のままデモ会場へ搬入する。
最初何もTシャツへの印刷が全くできなかったがヒーターを交換して無事に印刷ができるようになった。
デモは意外にも好評で100台の量産が決定した。
そうした頑張りの中著者の勤めていた会社は倒産する。
そして、会社の技術者達はそれぞれの場所へ散っていった。
その後Tシャツプリクラは別の会社が完成させゲームセンターに置かれた。

といった技術者達の物語が数々語られている。
自分も以前エンジニアだったせいか、もの凄く共感させられた。
やはり、物作りは最高である。


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チーズはどこに消えた?

スペンサー・ジョンソン 著 角田美鈴 訳 扶桑社 出版社
2000年11月30日 初版
ISBN4–594–03019–X

1998年にアメリカにて出版され全世界2400万部の大ベストセラーの本書。

日本でも出版され累計400万部のロングセラーになっているとのこと。

構成は最初に「チーズはどこに消えた?」という寓話を知って人生が変わり、窮地を脱したことを話し合っている人々の集まりが描かれる。

そして、本編の「チーズはどこに消えた?」という寓話語られ。

2匹のネズミと2人の小人の物語。
ネズミと小人はずっと長い間、迷路に入っては特別なチーズを探していた。
迷路は複雑だったが、特別なチーズを見つければ良い暮らしができるようになると信じて。

ネズミは非能率的で試行錯誤をしながら探していた。
小人は複雑な方法で今までの経験から分析をしながら探した。

それぞれが違う方法で探し続けていた。

そして、小人とネズミは迷路のあるエリアで探し求めていたチーズを見つけた。

2匹と2人はチーズ探しをやめて、毎日チーズにに舌鼓を打つ毎日になった。

皆はこれで永遠に幸せになれると信じた。

ところがある日チーズがなくなってしまった。

エリアをどう探しても見つからない。

皆は途方にくれた。

少し立つとネズミたちはすっかりチーズの事は忘れ、新しいチーズの探索に旅立っていった。
しかし、小人たちは単純な考え方ができない為、チーズがなくなってしまった事が受け入れられずエリア中を様々な方法や考え方で隈なく探し続けた。

そうしているうちに小人はだんだん弱っていった。

一方、ネズミたちはしばらく探索すると別なエリアに今までとは考えられないくらいのチーズの山を見つける。

ひとり小人はエリアの探索を諦め、新しいチーズを探しに行こうともうひとりの小人に提案するが、もうひとりの小人はどうしても諦めきれず、なぜチーズが消えたのかを究明できるまでここを動かないと言い提案を却下した。

提案した小人もまだこのエリアから別な場所を探索する事がどれほど大変か理解していたので、大変な事への恐怖から提案を引っ込めそのまま動かないことに賛成してしまった。

更に月日が経ち相変わらずエリア内を探索し続ける小人たちは危機に瀕していた。

やはり、ひとりの小人は新しいチーズの探索に行くしかないと思い立ち、もうひとりの小人を置いてチーズ探しの旅へ出ていった。

そして、辛い探索の旅をしてやっとネズミたちのたどり着いたチーズの山があるエリアにたどり着いた。

たどり着いた小人は思った。

もうひとりの小人は旅だったろうか、ここへたどり着けるだろうかと。

しかし、彼には彼の運命だからどう選択するかは彼次第だ、ここへの道しるべは残しながら来たから恐怖を払いのけ勇気を持って旅立てば必ずここへたどり着けるだろうと。

といった寓話が語られる。

この後、この物語についてはじまりの時に話し合っていたもの達がこの物語に出会った事について更なるディスカッションjを行う。
本書から教えられる事は、リスクを恐れずに新しいものに挑戦したものだけが幸せを手にする事ができ、リスクを恐れて留まり続けるものにはそこまでの運命となるだろうという事だろうか。

リスクをとって前進し続ける事は難しいがこのストーリーはそれではいけないと背中を押されるようだ。


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マンガ入門シリーズ 家電のお買いもの!

るかぽん 著 飛鳥新社
ISBN-978-4-86410-144-8

家電の買い方のガイドブック的な内容のマンガ形式の本書。
様々な家電の購入時のセレクトポイントを面白おかしく指導してくれる。

僕もテレビやレコーダー、ホームシアター関連はある程度理解はしているが、流石に洗濯機や炊飯器、冷蔵庫、空気清浄機は知識がない。
今はインターネットで調べられるが、まず調べるにもその家電の専門用語がわからない。
そういったことも、さりげなく説明されているからとてもためになる。

第1章 薄型テレビ(液晶/プラズマ)
テレビの購入ポイントについて述べられている。
当時、エコポイントによる景気政策が行われていたので、電化製品を新しいエコな製品にリニューアルしたときにもらえるポイントで、様々な金券に替えることができた。
僕も当時テレビを新たに変え替えたのでエコポイントをヨドバシカメラのポイントに替えた。
本書でもエコポイントがもらえる当時に薄型テレビ買い替えのストーリーとなっている。
テレビの大きさや表示方式(液晶/プラズマ)液晶の表示速度(120/240)、大きさ(インチ)、録画できるできない等々…。
今やテレビもかなり安くなったので、大きくて色々な機能がついたものが買えるようになった。

第2章 電灯・LED電球
現在、白熱電球は段々減りつつあり、LED電球に代わって行っているところだ。
蛍光灯もLEDに替えられ、すべての照明はLEDになる日も近い。
しかし、値段もそれなりに高い、長持ちするのと電気を消費しないので、元が取れると良いが、そういったエピソードがつづられる。

第3章 掃除機
本当のかどうかわからないが著者の家には7台の掃除機があることになっている、その家にあるいろいろなタイプの掃除機が紹介される。
サイクロンタイプ、ハンディタイプ、紙パックタイプそして掃除ロボットの使い心地が述べられる。
ロボットタイプは新しい家電のため当時は高い値段のものを買わないと便利に使えるものではないらしい。
僕の家ではまだ使っていないので現在の状況がどうなっているかはわからない。
安くて高機能になっていれば良いが。

第4章 洗濯機
洗濯機の使い勝手が以前のものと違っていてパニック状態なった筆者が描かれストーリーが始まる。
洗濯物に異様に糸くずが付着するようになって、不便を感じていた。
ゴミ取りネットのセットする位置が洗濯機の底にあり、糸くずが浮いてしまうらしい、ゴミ取りネットを洗濯機の上部に設置して問題がかいけるする。

第5章 冷蔵庫
使っている冷蔵庫が小さいため、大きいものに買い替えようと奮闘する様子が述べられる。
最初は冷蔵庫のサイズから選んでいこうとしていたが、カタログを集め冷蔵庫に関する知識を深めていく著者。
ビタミンが増える野菜室、うまみを逃さない急速冷蔵、ラップなしでも長持ち冷蔵の野菜室、除菌機能、おいしい水での自動製氷、使いやすい移動棚等々…。
ネットで決算セールの値段の最安値時期を読み、新しいれ冷蔵庫を購入する。

第6章 携帯電話
ガラケーからスマホに代わっていく時期、携帯電話の買い替えを行う著者の様子が描かれる。
iphoneはまだこの時期Docomoから販売されていなかった為、iphoneを選択するにはDocomo以外の携帯事業者を選択しなければならなかった。
結局、著者はAndoroidの機種を選択した。

その他
第7章 エアコン
第8章 空気清浄機・加湿器・イオン発生器

家電が好きな人はニヤニヤしながら読める。
知らない人は今でも為になる。


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うまくいってる人の考え方 完全版

ジェリー・ミンチントン 著 弓場隆 訳
2013年4月15日 初版
ISBN978-4-7993-1328-2

本書は自尊心を高めて自分を好きになり、他人と同様に自分には素晴らしい価値があると理解するという内容が書かれている。
人生において自尊心を失わされる出来事に遭遇し、自尊心を失ってしまう人々が多い。
しかし、自尊心を取り戻すことは可能で理解すれば簡単に自尊心を取り戻すことができる。
新しいセルフイメージを作り、人間的に大きな成長を遂げ誰よりも幸せな人生を取り戻そう。

といった内容が書かれた本である。

・仕事などでミスをしても自分を責めない。
起こってしまったことを後悔するより、次回に同様のミスを起こさないように対策を考えた方がよい。

・自分の長所を伸ばす
粗探しをして欠点を気にするより、自分の長所を磨いて成長させれば、自分の自信となる。

・やりたくないことは断る
どうしてもやりたくないことはきちんと断る、やりたくないことをやると結局うまくできなかったり、ストレスになる。

・たくさん失敗して、たくさん学ぶ
人生において失敗は必ず誰にでもある、失敗から学び正しい選択をすればよい。

・自分をけなさない
いつも自分にはプラス思考で問いかける、マイナス思考で問いかけてもいいことは何もない、自分を決して責めない。

・相手がどう感じているのか気にしない
自分がそう思っているくらいで、他人もそう思っているだけ。

・自分は幸せになれると信じる
自尊心を高め自分は幸せになれると信じる、そすると幸せは訪れてくる。

・そのままの自分自身を受け入れる
自分の欠点がなければもっと良い人間になれると思っている人が多いが、そんなことは考えずあるがままの自分を受け入れそれで良いと納得する。

・自分のしたいことをする
親や他人は、あなたとは違う価値観からあなたを束縛する、そういった意見を聞き入れるよりあなた自身の価値観で行動するべきだ。

・他人の意図の通りに行動しない
他人はあなたに自分の期待通りの行動をしてほしいと考えるが、そんなことは気にせず自分自身の考えで行動する。

・他人の評価は気にしない
他人からの評価を気にしないようにする。他人の評価を受け入れて生きることは自分の人生を生きることではない。

・完璧主義にならない
完璧主義は不幸だ、常に決定に苦しみ、ミスに苦しみ、完璧であることに苦しむ。

等々100の考え方が記されている。
心が弱っている人は絶対に元気がでるはず読んではどうだろうか。


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偽善エコロジー 「環境生活」が地球を破壊する

武田邦彦 著    出版社 幻冬舎新書
2008年5月30日 初版
ISBN978–4–344–98080–8

地球に優しい生活というマスコミの呼び掛けにより心正しき日本人は毎日エコロジーに気を使いながら生活している。

ゴミの分別やレジ袋を使わないようにしたり、冷房を28度に設定したりと自分を犠牲にすることを厭わないという素晴らしい行動だ。

しかし、こうした行動は地球環境を守る事には全く何の意味もないと本書はいう。

そう言った環境に優しい行動が本当はどの程度地球環境に優しいのかを科学者である筆者が独自の計算したデータ等を駆使し分かりやすく説明してくれる。

ここに書かれた内容は目のウロコが落ちるようなことばかり。

信じるか信じないかは読んだあなた次第だ。

第1章 エコな暮らしは本当にエコか?

・レジ袋を使わない
レジ袋を使わないのは本当のエコロジーな行動ではなく逆に石油の無駄遣いになるという。
なぜならばレジ袋に使用している石油から取れる原料はレジ袋以外に使い道がなく、レジ袋を使わないのであれば石油化学工場で燃やしてしまうらしい。

・割り箸を使わない
割り箸を使わないのも自然環境に良くない行動らしい。
なぜなら木材で建築に必要な部分を切り出す時にかなりの端材が出るためにこれを利用できるのは合板か割り箸をにするのだという。
また、材木用の木を育てる時にたくさん植えてから段々間引いて大きな木に成長させるのだという。
その際に間引いた木も割り箸や合板として使われる。
割り箸やを使わないという事はせっかくの材料を使わずに捨てている事になるという。

・エアコンの温度を28度に設定する
今では全く言われなくなったが冷房を28度に設定する事が流行った。
暑がりの僕としてはとても暑くて耐えられなかったので会社の衛生委員に文句を言ったものだ。
だが、この呼び掛け後毎年熱中症を発症する人が急激に増え、エアコンを28度に設定するのは危険な事だと殆どの日本人は気づいた。
呼び掛けたマスコミは謝りもせず、エアコンの設定温度を下げる呼び掛けに変わった。

第2章 こんな環境は危険?安全?

・ダイオキシンは有害だ
今では全く話題に上らない有毒物質ダイオキシン。
80年代ごろがピークだったのか、ものすごく有毒な物質だとマスコミが騒いでいた。
この本によるとダイオキシンの中毒で死んだ人は今まで一人もいないとのことらしい。

・狂牛病は恐ろしい?
現在、この問題は騒がれなくなり、患者も殆どいなくなった。
原因は牛の肉以外の残った部分を再利用し砕いて食肉用の牛の飼料にし、共食いをさせていたこどだ。
狂牛病にかかった牛の肉を食べても狂牛病に感染する事はないらしい。
発病した牛の脳や目の部分を食べると感染するとのことだ。

第3章 このリサイクルは地球に優しい?

・牛乳パックのリサイクル
牛乳パックのリサイクルは全く意味がないのだという。
牛乳パックを古紙として再利用するにはあまりにも手間がかかり過ぎるし、紙の総消費量の0.3%しかリサイクルされないとらしい。

・ペットボトルのリサイクル
ペットボトルのを使い捨てするのは勿体無いと思うの日本人は多い。
しかし、ペットボトルを集めてまた元のペットボトルを作る事は手間がかかる上新しいペットボトルを作るより3倍の石油がかかるという。

第4章 本当に「環境に良い生活」とは何か

・リサイクルより、物を大切に使う心

・自治体と業者を野放ししてよいのか

・家電リサイクル儲けのカラクリ

・国民は無駄遣いを払い、バカをみている

・海外にも広がるリサイクル汚染

・廃棄物を途上国に売り付ける日本

・自然を使えば「環境破壊」になるか

・自然と人間の共生とは

・自然を大事にする国は自国の農業も大切にしている

・日本人の行動は矛盾に満ちている

・リデュース・リユース・リサイクルの3Rにだまされるな

・心が満足していると者は少なくてすむ

いそがしく会社勤めをしている人がゴミの分別をさせられて少ない時間を更に少なくされている。
昔のように専業主婦が当たり前であれば主婦が行える時間はあったかもしれない。
しかし、今や女性も会社で正社員として働いている。
必要のないゴミの分別やリサイクル活動はみんなの大事な時間と労働力を奪うだけだ。


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会社の電気はいちいち消すな コスト激減100の秘策

坂口孝則 著 光文社新書 出版社
2009年3月20日
ISBN–978–4–334–03497–9

本書が出版されたのがデフレ真っ只中の頃、会社では節約があちらこちらで叫ばれ、マスコミも節約すべきと報道していた。

僕が勤めていた会社もコスト削減の任を受けた常務が経費削減しようと奮闘していた。
しかし、経費削減なんて馬鹿でもできる仕事だ、自分の価値観の中で無駄に思えるものを削減する方法を考えて実行するだけだ。

安易に経費削減などをして、将来の投資は全く頭にはないという始末。

この本では安易な節約は全くコスト削減になっていないという。

たとえば従業員の仕事を削減したり仕事の手順の改善による効率の改善をしてもコスト削減には減らない。

薄利多売には意味があり利益率の高い商品だけを売るだけという考えでの商売は良くない。

固定費をいかに回収し変動費をいかに削減するかが大切であること。

節約術100連発というコーナーがあり実際の節約術を細かく披露してくれる。

大分、景気回復してきたと言ってもまだまだ、その入り口に辿り着いたところに過ぎない、節約を行ない利益率をコントロールして会社の経営状況(キャッシュフロー)をよくしていくべき指針として本書を一読してはどうだろうか。


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テレビを見てはいけな 脱 ・奴隷の生き方自分たちが

苫米地英人 著 PHP新書
2009年9月29日 初版
  著者は脳機能科学者、認知心理学社、分析哲学者等の肩書きを持つ。
テレビや常識と呼ばれているものの中に意図して他人を洗脳しようとする内容が暗示されているという。
たとえばブームといったものを作り自分たちが売りたい商品を売れるように仕向けたり、報道で悪者と正義の味方(たいがいマスコミ)を作り感情論で視聴率を稼いだりといったことが行われる。
マスコミは常に視聴者を洗脳しようとしている。
マスコミ、資本家たちや財務省などの役人に有利な論調が常識なのだと宣伝し正しい事だと思わせる。
そうやって他人を無理やり操ろうとするからくりを解説してくれる。

第1章 テレビを見てはいけない

・テレビはつくり手と受け手がともに「進化」してきた
・視覚情報は最強の洗脳媒体
・脳の中の「臨場感空間」
・洗脳とは「内部表現」の書き換え
・テレビによく出る政治家が当選するのはなぜか
・政治家はテレビに出るな
・「キーホールTVが」もたらすインパクト
・日本のテレビは三秒遅れで放送される
・グーグルの弱点は「電力」
・あなたの銀行データはアメリカにある
・メディアをウォッチするメディア
・「御用メディア」ばかりの日本
・経営者から編集権を独立させなさい
・報道が追及すべきは悪人ではなくシステムの悪
・メディアは株式上場してはいけない
・安直なお笑い番組に費やされている膨大な社会のコスト
・テレビとの正しい向き合い方が立体的視点を養う
・インターネット情報の功罪
・視聴者が知らないテレビ世界の不透明な金の流れ
・新規参入できない日本のメディア
・英語力がメディアによる「洗脳」から身を守る
・私が「カリスマ」ブームを仕掛けた理由
・ブームはマニアから生まれる
・たった十数人が日本の世論を作っている
・自殺者増加の一端はテレビが担っている
・テレビ市場は開放すべき
・視聴率の真っ赤なウソ
・テレビは見るものからつくるものへ

第2章 脱・奴隷の生き方

・敵のパットを「入れ」と願ったタイガーウッズ
・無意識が「理想の自分」を追いかける
・犯罪者は子供のころから自己評価が低い
・ホメオスタシスとコンフォートゾーン
・コンフォートゾーンを上へとズラす
・本当のゴールの見つけ方
・現状に満足している人は洗脳されている
・無限の可能性を殺す「ドリームキラー」
・人間は今大切なものしか見ようとしない
・あんないい娘がダメ男に引っかかるのか
・コンフォートゾーンから外れるとIQが下がる
・相手を怒らせればディベートに勝てる
・成功イメージはモチベーションを上げる諸刃の剣
・知識の習得もホメオスタシスの一種
・スケジュールがいっぱいでないと不安な日本人
・お受験ママの「洗脳教育」
・マナー教育は正義の名を借りた「奴隷化」
・「郷に入れば郷に従え」は正しいのか
・ネクタイは「スコトーマ」の象徴
・それは、ほんとうにあなたがやりたいことですか

第3章 日本人はなぜお金にだまされやすいのか

・麻原がイケメンに見えていたオウム信者
・物理世界も目に映った情報に過ぎない
・臨場感を感じる三つの要素
・アスペルガーの人達の豊かな脳内空間
・人殺し以外なら何をやってもかまわない
・精神世界にも侵食する差別のシステム
・「空気を読め」は差別のシステム
・イギリスとアメリカの支配層教育
・日本の富裕層はニセモノである
・「お金がすべて」を徹底するからこそフェアなアメリカの金権政治
・なぜ日本人は借金をしつづけられるのか
・詐欺と化した資本主義
・お金で買えないものはある
 自分自身にも思い当たる事がいくつもあり、「ああ、あれも洗脳だったのか」と思い出す。
テレビの説教じみた話しや、会社でしきりにうるさく言われるマナーなどにも他人を操ろうとする意図がある可能性があることを理解して挑む必要がある。


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