グレゴリ青山 著 メディアファクトリー 出版社
2002年7月5日 初版
ISBN4–8401–0581–2
旅好きの著者がバックパックを背負いアジアを旅する旅行こぼれ話。
タイ、ミャンマー、マレーシア、ベトナム、インドネシア・バリ島などをまわっていく。
また、クルーズ船での旅の様子も語られていく。
初めての場所ではなく、何回か行ったことのある場所を中心に再開の旅を綴る。
マレーシアでは7年前にお世話になった家族に会いに行った。
子供が、大きくなり結婚した友達もいた。
ベトナムでは陶芸をやった。
ろくろがうまく扱えない著者が作ったので形が真円でない陶器がいくつも作られて焼いてもらった。
帰国後、それらが送られてくるのだが、つるつるの表面は綺麗だが、形が相当いびつなものが読者のプレゼントになっていた。
ベトナムの女性は働き者で強い、そもそも男は戦争で兵役に取られていたため働く事を忘れてしまったとの事だ。
インドネシア・バリ島では芸術家の※ウォルター・シュピースの作品を求めていく。
※ウォルター・シュピース
1895〜1942 ドイツの画家。現代バリ島の父として知られ、1930年代バリ島におけるバリ・ルネッサンス中心人物として活躍した。(ウィキペディア)
シュピースのアトリエのあったホテルや、彼がデザインしたプールなどを見学し遺跡なども巡る。
初クルーズの旅では。
スーパー・スタートーラス2万5千トンの豪華客船で神戸・福岡・韓国・中国で7泊8日の旅が格安だったため行くことにした著者。
乗客は主に日本人の中高年だった。
朝食はビュッフェスタイルで食べ放題、和洋のメニューが並んでいた。
韓国では以前知り合った、女学生たち達と会ったが、大人になった彼女達は恋に仕事に忙しく早々に別れた。
クルーズの旅最後の夜はパーティが開かれ、女性はドレスなどのいしょうで着飾るのだが、著者は以前インドのパンジャビードレスを纏いダンサー達と写真を撮った。
と言う具合の旅の記録が徒然に語られていく旅行記だ。
アジアの旅行に興味のある人は是非ご一読を。
普通に読み物としても面白いです。
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